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【フジテレビ】ザ・ノンフィクションのやらせ過剰演出問題@アシタノワダイ
『ザ・ノンフィクション』
1995年10月15日からフジテレビで放送されている日本のドキュメンタリー番組。字幕放送で、一部放送回ではステレオ放送あり。
BSフジでも2011年4月7日から2014年9月までレギュラー放送された。現在は不定期放送。
「マキさんの老後」シリーズ
オカマの「マキ」とオナベの「ジョン」のあべこべ夫婦の生活を追ったシリーズ。
およそ12年間に亘って放送された。
しかしシリーズ終了後の2020年、当の二人が番組スタッフの指示によるやらせや過剰演出、それによる誹謗中傷の被害、更には舞台裏でのセクシャルハラスメントなどがあったことを週刊女性誌上に告発した。
まず、ドキュメンタリーの中では「気性の荒いマキ」と「それをなだめ、耐え忍ぶジョン」という構図が出来上がっていたものの、実際の二人はほとんどケンカをすることもなく、ケンカのシーンはディレクターからの指示によるものだったという。
また、立ち寄った店でディレクターがマキにクレームを付けるよう指示したり、マキは生活費として家に10万円を入れていたにもかかわらず放送では2万円になっていたりと、マキをひたすら“汚れ役”として撮っていた。
放送回数を重ねるにつれ次第に実生活にも影響を及ぼし始め、街中では知らない人から突然面罵されたり、インターネット上には“アンチサイト”まで立ち上げられたりと、精神的にも苦痛を受けたとしている。
二人は、同年5月にリアリティ番組『テラスハウス』出演時のトラブルが元で自殺に至った女性プロレスラー・木村花の件を引き合いに出し、「私たちは二人だから耐えられましたけど、ひとりぼっちでアンチサイトなんか見てたら花さんみたいに死んじゃったかもしれません」と語り、テレビ番組における過激な演出について一石を投じたく真実を話すことに決めたと述べている。
一方、制作・放送元のフジテレビは「週刊誌の記事にあったような言動や演出の指示を出したことはないと認識している」とのコメントを発表している。
フジ「ザ・ノンフィクション」“過剰演出”は「ないと認識」週刊誌報道にコメント― スポニチ Sponichi Annex 芸能