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(漫画)コンドーム工場の実態を漫画にしてみた(マンガで分かる)

信じるか信じないかはあなた次第

 

 

(漫画)コンドーム工場の実態を漫画にしてみた(マンガで分かる)

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ポイント① コンドームの起源は既全然3000年頃

ポイント② 基本的に製造作業は、すべてオートメーショ

      ン化されている

ポイント③ 製品強度を入念に検査する場所がある

ポイント④ コンドーム製造業の年収はピンキリ 

      超大手で平均年収609万円

ポイント⑤ コンドームは決して面白おかしい

      アダルトグッズではない

 

大人にこそ知ってほしい 性・コンドームのこと

「大人も教えられていないから、教えることができない」

こう話すのは、埼玉医科大学病院産婦人科の高橋幸子医師です。性教育をテーマに中学校などで講演を行っています。

ここ数年、学校現場などでは、性教育の重要性が認識されるようになってきている一方で、依然として大人たちの知識、認識不足を心配しています。

だからこそ「コンドームを子どもたちから遠ざけるのではなく、子どもたちを守るためにも正面から学ぶ機会を与えてもらいたい」とも。

大人になるってどういうこと、コンドームについて、詳しく聞きました。
(成人年齢取材班記者 松田伸子)

松田記者

コンドームの大切さについて教えて下さい

高橋医師

コンドームを装着することはとても大切です。避妊や性感染症を防ぐ確率をあげてくれます。

女の子や女性たちには「自分で自分の身を守るためにも使うことを前提にしましょう」と話をしています。

高橋医師

もし、「コンドームなしでしたい」と言ってくる人がいたらそれは「あなたに妊娠をしてほしいか、あなたの体のことなんてどうでもいいと思っているかのどちらか。そういう人とは別れたほうがいいけれど、別れられないこともあるから、つけてもらう方法を考えよう」と伝えています。

男の子や男性たちにはコンドームを使うことは「君のこと愛してるよ、大切に思っているよ」と毎回、行動で示すようなもので、いわば愛情表現なんだと話すようにしています。

だから「率先して、当たり前に使うようにしてほしい」と伝えています。

松田記者

コンドームの避妊の効果について教えて下さい

高橋医師

日本では避妊方法として最も使われています。

正しく、ちゃんと使えば効果はありますが、それでも行為の最中に、破れたり外れるなどしたりして避妊に失敗するケースもあります。

避妊失敗の確率は2%~18%ほどあるというデータもあります。

ちなみにピルは飲み忘れがなければ0.3%ほど、飲み忘れを含めても9%で、ピルと比べると失敗率が高いのも事実です。

高橋医師

ですから、コンドームだけでは避妊に失敗する可能性があるということをちゃんと知っておくことも大切です。

失敗した際の対応、具体的には、緊急避妊薬を処方してくれる病院などを知っておくことも重要です。

また、より確実に避妊したい場合は、ピルなど女性が主体的に避妊できる方法を選択することも大切になります。

松田記者

コンドームの性感染症予防の効果は?

高橋医師

私は避妊より性感染症予防の役割のほうが大きいと思っています。

ただ、こちらも完全ではありません。ちゃんと装着できていれば、クラミジアやHIVなどはほとんど防ぐことができます。

高橋医師

ただ最近、20代女性たちに増えている梅毒は完全に防ぐことはできません。

梅毒は病原菌が体中にまわり、コンドームで覆えるところに病原体が存在するとは限らず、むしろそうではないケースが少なくありません。

また当然、コンドームが破れてしまったり外れてしまったりすれば、いずれの性感染症においても、感染する確率はより高くなります。

効果がないということを言いたいのでなくて、コンドームをしていてもそういうリスクがあるということを知っておくことが大切です。

松田記者

性感染症の対策はどうすればいいのですか?

高橋医師

コンドームを装着するということは大切です。

それとは別に、お互いに性感染症の検査を受けるというのも方法のひとつかと思います。

松田記者

コンドームでの失敗の確率を下げるには?

高橋医師

コンドームは専用のハードケースに入れて持ち運ぶのが望ましいです。財布や化粧ポーチなどに入れて持ち歩くと、コンドームに傷がつくリスクがあります。単体で、しかもハードケースに入れて持ち運ぶことをおすすめしています。

また、コンドームを使う場合は、ちゃんと爪を切っておくことも大切です。切ったばかりの爪は逆に鋭利になってしまうので、直前ではなく前日には切っておくといいと思います。そして、正しい付け方を知るということですね。

松田記者

コンドームの正しいつけ方とは?

高橋医師

中学生向けの講演では泌尿器科医の岩室紳也医師が制作した動画を見ることをおすすめしています。

私の大学の女子学生にも必ずパートナーと一緒に、男子学生には動画を見ながら練習するようにと言っています。

1.袋を開ける際は、コンドームを片方に寄せる(袋と一緒に破かないように注意)

2.コンドームをだしたら裏表を確認する

3.精子をためる部分をつまんで空気を抜きながらかぶせる

4.なじませながら根元までしっかりつける

実際にするまでに、正しい使い方を知って、ちゃんと練習をするということがとても大切になると思います。

女性にも、正しい装着のしかたを知らないと、相手が間違っていないか確認しようがないと伝えています。

私は真っ暗な場所で30秒程度で装着できるようになるまで何度も練習するようにと講演などで話をしています。

松田記者

何歳になったら教えるべきなのでしょうか

高橋医師

早い時期での性教育に反対する人たちは、子どもたちにコンドームの使い方などを教えると、性行為を早く経験してしまうのではという不安があるのかもしれません。

しかし、ユネスコ=国連教育科学文化機関の性教育に関する指針の中でも、性行動は知識が増えれば増えるほど、より慎重になる傾向があるというデータもあります。

しっかりと教えていくことが、子どもたちの選択肢を増やすことになり、結果として、性行為にも慎重になることにもつながると思います。

高橋医師

いずれにせよ、子どもたちの心と体の健康を守るためにも、性教育を早い時期から行っていくことはとても大切なことです。

今の大人たちは、そういうことを教えてもらっていない、教育を受けていないので、自分たちもわからないし、ましてや子どもたちに教えることもできないのだと思います。

松田記者

大人たちに言いたいことは?

高橋医師

子ども部屋などでコンドームを見つけて、怒ってしまう大人がいるという話を聞くことがあります。

子どものことを心配してのことだと思いますが逆効果です。子どもたちとコンドームのこと、性のことを話すチャンスだと思ってもらいたいです。

自分たちがわからないから、教えられないからといって、ふたをするのではなく、子どもたちに学ぶ機会を与えてほしいです。

たとえば、私は講演で、コンドームを子どもたち全員に配って、実際に触ってもらうプログラムをやりませんかと、学校側に提案しています。

「やりましょう」と言ってくれる学校は半分程度ですが、コンドームがどういうものなのか知ってもらうには実際にさわってもらうのが一番、早いと思います。

高橋医師

そして実際に触れて、興味を持ってもらうことで、その効果や正しい装着の方法を知ってもらうということにつながるのだと思います。

それが子どもたちが自分を守ることにもつながります。

子どもたちを信頼して、コンドームにふれたり語ったりする、正面から学ぶ機会を与えてほしいと思います。

そして、大人たちも、コンドームのことや性に関する正しい知識を身につけてもらい、オープンに語ってもらえるようになるといいですね。

 

大人にこそ知ってほしい 性・コンドームのこと|18歳 成人年齢|NHK