信じるか信じないかはあなた次第
- (漫画)グレタさんが干された理由を漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ
- 環境運動から共産主義に"転向"して、COPから追放されたグレタ・トゥンベリ
- オーストラリア火災「環境活動家が放火」「200人が逮捕」世界で拡散する情報に注意
- 脱炭素が「エネルギー危機とインフレ招く」は本当か
- エネルギー危機が記録的な世界の炭素排出量の舞台を整える
(漫画)グレタさんが干された理由を漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ
環境運動から共産主義に"転向"して、COPから追放されたグレタ・トゥンベリ
メディアのアイドルである環境運動家のグレタ・トゥンベリ。今年ももてはやされたが、なぜかCOP26の国際会議場には呼ばれなかった(開催地:グラスゴーでのデモに参加)。一体なぜだろうか?彼女のスピーチをよく聞くと、その理由が分かってくる。
メディアの記事の論調は殆どどれも判で押したように「環境危機を訴えた」「大人は口先だけで行動が伴っていない」「グリーンウオッシュのPR合戦に過ぎない(注:グリーンウオッシュとは、グリーンとホワイトウオッシュを組み合わせた造語である。ホワイトウオッシュとは白い色を塗ることで、転じてうわべだけを飾ることを言う)」「COP26は失敗だと批判」・・・という調子。
しかし、今回のスピーチ、よくよく聞いていると、環境運動というより、共産主義運動なのだ。
しかし、見出しでそれを分かり易く書いてあったのは、ざっとみると以下のニューズウィークの記事だけだった。
この記事を読むと、「根本的な社会変革が必要」「植民地主義」「搾取」「グローバル・ノース(注:南北問題から派生した言葉で、世界の富める者のこと)」など、共産主義の用語が満載だ。 このことは、オリジナルのスピーチでも確認できる。下記の動画サイトで全スピーチを字幕付きで聞くことができる。 Greta Thunberg full speech from Glasgow COP26 or "Global North Greenwash Festival" グレタ氏のスピーチ全文動画
オーストラリア火災「環境活動家が放火」「200人が逮捕」世界で拡散する情報に注意
前代未聞とされる規模の森林火災が発生しているオーストラリア。被害の実情を訴える投稿が相次いだ。「逮捕された98人が環境活動家」という情報が拡散している。
オーストラリアで続く大規模な火災をめぐり、日本を含む世界のSNSで「環境活動家が放火した」という根拠のない情報が拡散している。 また、逮捕された環境活動家が「大人31人、子供67人」ともされているが、これも根拠のない情報だ。BuzzFeed Newsはファクトチェックを実施した。
オーストラリアでは2019年9月ごろから各地で森林火災が発生している。BBCなどによると「高温と乾燥した気候」により200件以上の火災が起きる、「前代未聞の事態」が続いているという。
これまでに1200軒以上の家屋が被害を受けたほか、数百万ヘクタールが焼け野原になったとされている。
また、オーストラリアの環境保護団体「The North East Forest Alliance」によると、この火災の影響で、2000匹以上のコアラが死に、北部海岸エリアにおけるコアラの生息地の約30%が焼失したという。
オーストラリアの山火事が気候変動によって深刻化しているとの認識は、同国の気象局も示している見解だ。
同局は「気候変動は、オーストラリアや世界の他の地域における山火事の頻度と深刻度に影響を与えています」と指摘している。 オーストラリアでは毎年山火事が起きているが、今年は観測史上最高の平均気温や記録的な干ばつの影響で、深刻さを増しているという。
日本とアメリカで拡散した情報
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脱炭素が「エネルギー危機とインフレ招く」は本当か
エネルギー価格上昇でインフレ襲来の恐怖
国際エネルギー機関(IEA)が5月18日に発表した脱炭素実現への行程表を示したリポートが物議を醸している。2050年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス(GHG)の排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」(炭素中立)を実現するためには、世界各地の「石油や天然ガスを採掘する新規開発投資を中止すべきだ」と呼びかけているからだ。これに2大産油国の閣僚がかみついた
ロシアのノバク副首相は、第二の都市サンクトペテルブルクで開かれた6月3日の会合で、「原油への新規投資を中止すれば、原油価格は(1バレル=)200ドルを超えるだろう」と述べた。原油価格の国際指標であるWTI原油先物は昨年4月、新型コロナウイルス禍の需要急減を受けて一時、マイナス価格を付ける異常事態となったが、足元では1バレル=73ドル台へと上昇。このまま脱炭素へ突き進めば、08年7月の史上最高値147ドルを一気に突き抜けるとの警告だ。
OPEC(石油輸出国機構)の盟主であるサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相も6月1日、同リポートについて、「映画『ラ・ラ・ランド』の続編だろう」とジョークを飛ばした。ハリウッドを舞台にした米ミュージカル映画が描いた「夢を追う男女」に例えて、新規投資の中止は現実離れしているとの皮肉を込めたコメントだ。
エネルギー市場に詳しい独立行政法人経済産業研究所の藤和彦コンサルティング・フェローは、「IEAはコロナ禍以前に、近年は原油への投資が不足しており、投資を増やす必要性を強調していた。ところが、5月に発表したリポートは、従来の考えとは正反対のことを述べている。新規開発投資を抑制する状況を放置すれば、世界全体でエネルギー危機が起こりかねない」と懸念を示す。
銅は史上最高値記録
エネルギー危機が記録的な世界の炭素排出量の舞台を整える
温室効果ガス排出量は今年すでに急増していた
化石燃料の再使用はパリ協定に脅威を与える
エネルギー危機、到来する冬の天候、そしてこれまでに蓄積されたパンデミックの需要の解放により、各国は化石燃料の備蓄に奔走しており、今年の世界の二酸化炭素排出量の回復を予感させる動きです。
この軌道は、地球の気温上昇を摂氏 1.5 度に制限するというパリ協定の目標に新たな脅威をもたらします。中国、インド、その他の発展途上国が石炭の需要を牽引していますが、予測によると、米国でさえ、ほぼ 10 年で最も汚れた化石燃料の消費を増やす態勢を整えています。
国際エネルギー機関 BP Plc のデータによると、世界の CO2 排出量は Covid-19 パンデミックが始まる直前にピークに達し、その後 2020 年には少なくとも 1965 年以来最大の年間減少を記録しました。排出監視グループであるCarbon Monitorによると、今年から 8 月までの温室効果ガスの放出は、2019 年の同時期と比較してわずか 1% 少なくなっています。