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【死にたくなる痛さ】人間が体験できる最大の痛みを漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ

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信じるか信じないかはあなた次第

 

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人間が体験できる最大の痛み。日々の生活の中で私たちは様々な痛みと遭遇します。さらに痛みの感じ方には個人差があり単純に比較できるものではありません。

 

ポイント① 金的や出産より痛い事はある

ポイント② 人類最悪の痛み・群発頭痛

ポイント③ バットで強く殴られたような痛み・クモ膜下出血

ポイント④ 雷が落ちる感覚の痛み・三叉神経痛

ポイント⑤ 侵害受容器が集まるから金玉は痛い

 

 

男だけではない!股間を蹴られると痛い理由

格闘技では、股間を蹴る行為は「ロー・ブロー」と呼ばれ、禁止されています。つまり、それだけ股間への攻撃が危険なものであることを示しています。

男性であれば、股間を蹴られることを想像しただけでいたいと思うかもしれませんが、股間には神経が集中しており、女性であっても痛みを感じやすい部位です。

 

今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」は、股間を蹴られると痛い理由について解説します。

 

股間を蹴られると痛い理由

ハンク・グリーン氏:体のどこかを蹴られれば痛いですが、股間を蹴られた時はとくに痛いですよね。そのため、格闘技では股間を蹴る行為は「ロー・ブロー」と言い、禁止されています。この言葉は、卑劣で不当な痛みを伴う攻撃という意味を持っています。

たとえ自分自身でその痛みを経験したことがないとしても、このようなイラストや、スポーツ選手が着用する防護具、もしくはテレビ番組の「America’s Funniest Home Videos(アメリカズ・ファニエスト・ホームビデオ)」で見たことはあるでしょう。

 

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男性特有のことだと思っているかもしれませんが、股間を蹴られれば性別関係なく痛いです。さまざまな要素が股間に集結しているため、蹴られれば最悪の事態に陥ることもあります。多くの神経が通っていますし、攻撃に対して無防備ですし、柔らかい場所です。

さらに、股間を攻撃された時、攻撃されていない他の場所も痛みを感じるべきだと脳から指令が出されます。

最初の問題は神経です。まず、体の他の場所と同じように、攻撃されれば痛みを感じます。でも股間は神経が集まっている場所なのです。

レセプター同様、感覚神経にもさまざまな種類があります。痛みを感じる神経は侵害受容器神経と言われ、他の神経同様、「オールオアナッシングの法則」が働きます。つまり、神経は痛みのサインを送るか送らないかのどちらかです。もっと強くとかもっと弱くという中間的なサインは送れません。したがって、痛みを強く感じるときは、より多くの神経が過敏になっているからということです。

私たちの股間には侵害受容器神経を含めたさまざまな感覚神経が集まっているので、そこで感じた痛みは非常に強いものになり得ます。

しかし、股間を蹴られた時に苦しむのは、神経が密集しているからだけではなく、股間の位置関係も重要な要素です。

睾丸は外部からの攻撃を非常に受けやすいです。何らかの攻撃から守ってくれる骨などが周りにあるわけでもなく、そのままの状態です。子孫繁栄のために重要な臓器がまったく守られていないなんてひどい話だと思うかもしれませんが、それには正当な理由があります。

健康な精子を製造するための最適な温度は、体温より1~2度低いと言われています。つまり、睾丸はそのままの状態でぶら下がっていて、何らかの攻撃を受けた場合は睾丸がすべての痛みを吸収するということです。

対して卵巣は体内にあるので痛みを感じることはありませんが、女性器の外陰部と恥骨の位置関係を見ると、痛みを感じることも想定されます。蹴った力がクリトリスを攻撃するだけの力があった場合、恥骨にぶつかり痛みを感じますが、あまり一般的に知られていませんね。断然、睾丸の方が無防備なので、より攻撃しやすいですよね。

股間を蹴られた時は股間自体が痛むだけではなく、そこから全身に波及する「関連痛」という痛みも大きいのです。股間を蹴られると次の瞬間、腹部全体が痛み始め、次に肩や首が痛み、あっという間に全身が痛むようになります。

研究者たちは関連痛について詳しくわかっていませんが、どうやら神経がお互いに関連しているからのようです。体内の神経系は非常に組織的です。たとえば、指を紙で切った場合、どこから痛みが発生しているのか脳は正確に把握します。

しかし、体の奥で何を感じているかをピンポイントで教えるほど正確ではありません。レセプターはあまりなく、たいていの場合、もうひとつの中枢神経がさまざまな別の分野から信号を感知します。

脳が把握しているのは、「体の中のここら辺が痛む」という程度なので、体全体が痛むという信号を発信します。関連痛は、同じ脊髄に管理されている部分に広がる傾向にありますが、睾丸が誰かの足に踏まれるような最悪の事態では、痛みは体中に広がります。

つまり、股間には痛みを発信する準備が整っている神経が山ほど集結しているのに、脳は体内の臓器が攻撃されていると具体的にどこから痛みが来ているのかを把握することができません。その結果として、股間を蹴られた時は全身に猛烈な痛みが広がるんです。したがって、股間を他人の足元から離すことが賢明ですね。

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三叉神経痛

三叉神経痛はこんな病気

頭蓋骨の内側にあるくも膜と脳の表面を覆う軟膜との間には、くも膜下腔というスペースがあり、脳脊髄液を満たしています。くも膜下腔の中では、下の図のように脳神経や太い脳血管が走っています。脳神経と脳血管がくも膜下腔でぶつかり合うことはまれなことではありませんが、たまたま神経の弱い部分に当たったり、当たり方が強かったりすると、非常に強い痛みを引き起こすことがあります。

三叉神経はその名の通り、三つの枝(眼神経、上顎神経、下顎神経)に分かれています。それぞれが、おでこから眼球まで(第1枝領域)、下まぶたから頬・上唇・上の歯茎まで(第2枝領域)、下唇から下顎・下の歯茎・舌の半分(第3枝領域)の感覚をつかさどっています。

この三叉神経に脳血管が当たることによって上記の領域に起こる非常に強い痛みが、三叉神経痛です。
次のような特徴があります。

・顔の片側が発作的に激しく痛むが、痛みのないときには顔面の感覚が鈍くなっているようなことがない
・食事や洗顔・歯磨きなどで誘発されることが多い
・鼻の脇や口の周囲など、触ると決まって痛みを誘発する場所(トリガーゾーン)がある

三叉神経痛自体は直接命にかかわるものではありませんが、「この世で感じる最もひどい痛み」ともいわれており、苦痛に耐えきれず自殺する人もいるほどです。

三叉神経痛の原因

神経は電気信号によって情報伝達する、絶縁体に包まれた電線に例えられます。血管が当たって強く圧迫され続けると絶縁がうまくいかず、「ショート」のような現象を起こすことがあります。この状態が痛みとして大脳に認識されます。
ただし、血管が当たっていなくても周囲との癒着などで神経の走行がゆがめられていることが原因の場合もあります。痛みの発生のメカニズムは完全には解き明かされていません。また、まれに腫瘍など、別の病気により神経痛を生じている場合もあります。

三叉神経痛の治療

カルバマゼピン(抗てんかん薬)がある程度効くとされています。薬が効いている間はよいのですが、痛みがひどくなって量を増やしていくとふらふらするといった副作用が出ることもあり、はじめから薬が合わず使えない人もいます。
このような場合には、血管と神経を移動させる手術を検討します。手術なので低いながらある程度の危険性はありますが、これが唯一の根治的治療です。
三叉神経を圧迫している血管を神経から離し、再び神経を圧迫しない場所に固定します。

手術以外には、神経ブロックという、神経を麻酔薬で麻痺させる、または破壊する治療があります。麻酔薬での治療は顔や口の中の感覚が鈍くなるという欠点があり、またいずれは効果が切れる時期が来ます。神経を破壊する方法は長期的な効果が得られますが、感覚の麻痺が長く続き、まれに耐えがたい嫌なしびれや痛みが生じることもあります。
ガンマナイフ治療という、ガンマ線を照射して神経を破壊する放射線治療法もあります。しかし、効果が出るまでに数日から数カ月かかります。また、まれに嫌なしびれ・痛みが生じることがあるため、ほかの治療ができない場合の最終手段と考えたほうがよいでしょう。

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8-1群発頭痛-特徴-

特徴

『人類最悪の痛み』『自殺頭痛』などと表現される激烈な痛みが、周期的、短時間持続性に左右どちらか一側性に一定期間に群発する頭痛です。厳密に一側性の重度の頭痛発作が眼窩・眼窩上部・側頭部のいずれか1つ以上の部位に発現し、15分から180分間持続します。発作頻度は1回/2日ー8回/日です。疼痛は頭痛と同側の結膜充血・流涙・鼻閉・鼻漏・前額部および顔面の発汗・縮瞳・眼瞼下垂および・または眼瞼浮腫および・または落ち着きのなさや興奮した様子を伴う頭痛です。

群発頭痛の有病率は1000人に1人程度と報告されており片頭痛の有病率が8.4%と報告されているのに比べると頻度は少ないです。男性に多く、30歳代に多いです。

痛みの特徴

『焼け火箸を目に突き刺されたような』『眼球をえぐられる』と表現されるほどの極めて重度の痛みで、この痛みを苦にして自殺する人もいるため『自殺頭痛』と呼ばれます。群発頭痛の患者はあまりの痛さのために『じっとしていられない』『のたうち回る』『壁に頭を叩きつける』『床を転げ回る』などの行動をとることが多いです。約70%の患者が『あまりの痛さでじっとしていられない』と感じながらも実際に不穏行動をとるのは40%程で、残りの30%の方は『じっとしていられないと感じても、じっと我慢している』ようです。片頭痛は体動による頭痛の悪化から静かに寝る行動を取る事が多いのと対称的です。同じく就寝中に発作が起きても起床時まで認識しない片頭痛に対して、群発頭痛は就寝中に発作が起こると覚醒してしまいます。そのため睡眠不足にも悩まされている事が多いです。痛みの部位は特に眼窩部が多いです。よって患者自身は『目の奥が痛い』と眼科を受診するケースがよくみられます。

一側性

群発頭痛は一側性に起こります。片頭痛もよく一側性と言われておりますが、片頭痛患者の60%が一側性に過ぎないのに対して、群発頭痛はほとんどが一側性に生じます。90%の方は常に左右どちらか同じ側が痛みます。10%は痛む側が群発期によって移動します。

自律神経症状

自律神経症状とは具体的に説明しますと、頭痛と一緒に以下のような症状が出現します。

①結膜充血       目の白目の部分が充血します

②流涙         涙が流れます

③鼻閉         鼻が詰まった感じがします

④鼻漏         鼻水が出ます

⑤眼瞼浮腫       目の瞼がむくみます

⑥前頭部および顔面の発汗

⑦縮瞳         瞳が小さくなります

⑧眼瞼下垂       瞼が下がります

これらの症状が発作中に頭痛が起こる同側に起きます。しかし先程説明したように頭痛が激烈すぎて、これら症状に気づいていないケースも多いです。外来初診時に「次の発作時鏡を見て確認して下さい」と伝えると再診時に明らかになるケースがあります。

持続時間 発作頻度

持続時間は15分から180分と定義されています。約半数は1-2時間です。発作頻度は2日に1回から1日に8回と定義されています。約半数は1日に1-2回です。

周期性

群発頭痛という名の通り群発地震のようにある期間に集中して頭痛がおこります。半年から2~3年(平均1年)ごとに起こり一度起こると1ヶ月から2ヶ月の間続きます。その期間以外では通常頭痛は起きない寛解期をはさみます。この寛解期が存在しない『慢性群発頭痛』の方が全体の10%を占めます。だいたい1日に1~2回起こることが多く、就寝後1~2時間後の決まった時間に起こるのが特徴です。約6割の頭痛が夜間に起こります。このような特徴があり、2つの周期性を持っています。1つは群発期が1年のうちの同じ時期、同じ季節、同じ月に起こります。もう一つは頭痛発作が同じ時間帯に起こります。群発期になると70-80%の患者は飲酒によって頭痛が誘発されます。そのため自主的に禁酒する方が多いです。

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