信じるか信じないかはあなた次第
時は1996 年。NASA は意志を持った宇宙金属の開発に取り組んでいた。ある時、たまたま研究員が飲んでいたペプシコーラの缶のロゴと宇宙金属が融合。そして誕生したのが、ペプシ・スピリッツに象徴されるチャレンジ精神、ユーモアのセンスをそのままに受け継いだペプシコーラの化身「ペプシマン」だったのである。
- 【ペプシマンの秘密?】ボトルキャップのオマケが人気絶頂でいきなり消えた理由を漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ
- ペプシマンとは
- 大人気を博し、ブランドイメージを確立 日本ペプシコーラ社「ペプシマン」
- 「ペプシマン」は「ペプシコーラ」そのもの
- ペプシマン人気が売り上げに直結口売上数量は二桁増に
- 「ペプシマン」今どうしてる 90年代のテレビCMをにぎわせた銀色ボディー
- 「マーケティング戦略」の変更により
- ユーチューバーがリメイク
- かつてのサントリー天然水の大失敗
- 失敗の真因は 「顧客不在の売り手都合」 な施策
【ペプシマンの秘密?】ボトルキャップのオマケが人気絶頂でいきなり消えた理由を漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ
ペプシマンとは
アメリカンな雰囲気の映像やBGMが印象的だが、実は純国産(日本生まれ)のキャラクター。あの特徴的なコンピュータグラフィックス(CG)は、アメリカのインダストリアル・ライト&マジック社が製作している。
ちなみに、アメリカ製のCGであるにもかかわらず、当のアメリカでは使われなかったため、アメリカでの知名度はほとんどないらしい。
誕生は1996年。キャラクターの企画を大貫卓也が担当している。
1997年にサントリーへの「日本に於ける事業に関する権利」の譲渡が行われて以降、日本国内でのペプシコーラの製造・販売はサントリーが担当しているため、ペプシマンもサントリー産と思われがちであるが、れっきとしたペプシコ産である。
国内展開がサントリーの担当となって以降も、ペプシマンは活躍を見せた。
サントリーということもあって、一時期AVANTIの常連だったこともある。最近、特にアニメファンの間では、タイタンインダストリー所属の美少女ヒーローの話題が盛んだが、彼女とはどう比べればいいのかさえわからないほど独特なキャラクター性で今なお人気が高い。
NASAが開発した金属生命体が、近くにいたペプシ大好き研究員を吸収して同化して誕生したとされる。が、これはあくまで噂であり、実は金属生命体単体の存在であるとか、全身タイツの男が正体をごまかすために適当に嘯いているとか諸説あるが、CM中に柱に激突した際、顔面がその形に凹んでいたりする。
いかにも好戦的な体つきだが、敵を倒すというよりは、人々をペプシコーラで元気付けることが目的。
困った人がいれば、どんな所にでもいかなる障壁をも乗り越えて馳せ参じ、ペプシを振舞う。自身もペプシがエネルギー源であるが、逆にコカ・コーラを飲むと激しく苦しみだすという、CM性全開の危ない面も持つ。
コカ・コーラ社員っぽいトラック運転手にさえ有無を言わさずペプシを見舞う。
バリエーションがあり、初期は缶のデザインが現在よりもシンプルであったため、赤いロゴをモチーフにした印象が強かった。
後に缶デザインも変更になり、おそらくニコニコユーザーが最も見慣れているあの青いペプシマンが誕生した。
レモンの入ったペプシツイスト発売時には、黄色のニット帽を被った「ペプシマンツイスト」に変身していた。
ダイエットペプシツイスト発売時には、まさかの女体化を披露。果てには「ペプシコンボイ」と化してトランスフォームしたこともある。
身長180~190cm(へこむ事あり)体重不明。
しかし、軽やかにジャンプする、物に当たっても本人しか被害が無い点から軽いと推測される。
最高速度ゲームより、平均時速30kmほどと考えられる。
ターボを使えば時速50kmは出ていると思われる。
ただし、CMでは暴走するトラックから走って逃げていたので、その気になればもっと早く走れるかもしれない。
色初期型(赤)と後期型(青)がある。いわゆるジェネレーションギャップである。
頭の固さリゾートホテルの屋上からプールに飛び降りて底にめり込んでいることから、頭は固いと考えられる。しかし、ファストフード店のガラスにぶつかっただけで顔がへこんでしまう所を見ると、横の力には弱いことがわかる。
これはおそらくペプシ缶の耐久性を表したものだろうと推測される。体つきすごく…いいです…。
大人気を博し、ブランドイメージを確立 日本ペプシコーラ社「ペプシマン」
「ペプシマン」は「ペプシコーラ」そのもの
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ペプシマン人気が売り上げに直結口売上数量は二桁増に
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大人気を博し、ブランドイメージを確立 日本ペプシコーラ社「ペプシマン」 | アイ・エム・プレス
「ペプシマン」今どうしてる 90年代のテレビCMをにぎわせた銀色ボディー
「ペプシコーラ」のCMキャラクター・ペプシマンを覚えているだろうか。全身金属のような質感のキャラクターで、困っている人にペプシを届ける――こんなテレビCMで知られる。
いつの間にか見かけなくなってしまったペプシマン。今、どうしているのだろう。
ペプシマンのボトルキャップもキャンペーンで登場したが(画像はECサイト・アマゾンの商品ページから)「マーケティング戦略」の変更により
ペプシ公式サイトによると、ペプシマンは1996年3月のテレビCMから登場。「CM総合研究所」3月度CM好感度第1位も獲得した。98年からは、ペプシマンをモチーフにしたボトルキャップも製作された。
2003年、ペプシマンの頭部がレモンに変わったような新キャラクター「ペプシ・ツイストマン」も登場。こちらはレモン果汁入りの「ペプシツイスト」のCMで使用された。
J-CASTトレンドがサントリー食品インターナショナルのペプシブランド担当に取材すると、ペプシマンは「2000年頃」から使用されていないと話す。理由は「ペプシブランドのマーケティング戦略を方針変更」したこと。復活の可能性も「未定」だ。
ユーチューバーがリメイク
ただ、世間から忘れ去られたわけではない。現在でもフリマアプリ「メルカリ」では、キャンペーンで配布されたペプシマンのボトルキャップや、1999年に発売されたプレイステーション用アクションゲーム「ペプシマン」が日々出品されている。
2021年2月には海外のユーチューブチャンネル「Banana Pictures」が、ゲーム「ペプシマン」を個人でリメイクしたとして、デモ動画を公開した。27万回再生されており、一定の注目を集めた。
サントリー天然水のリニューアル大失敗。前代未聞の結果は 「顧客不在の売り手都合」 から
出典: サントリー
今回のテーマは、マーケティングの 「消費者インサイト」 です。
興味深いと思った商品リニューアルの失敗事例を取り上げ、学べることとして消費者インサイトの解説をしていきます。
✓ この記事でわかること
- サントリー天然水がリニューアルをするも、前代未聞の大失敗に
- 失敗の本質は 「消費者インサイトと施策との乖離」
- サントリー天然水のインサイトとは?
- 消費者インサイトに応えるマーケティングを (学べること)
よかったら最後までぜひ読んでみてください。
かつてのサントリー天然水の大失敗
2013年の話ですが、サントリー天然水がリニューアルで大きな失敗をしたことがありました。リニューアルの内容
まずどんなリニューアルだったかと言うと、日経クロストレンドの記事に詳しく書かれていたので見ていきましょう。当時、天然水チームは小容量での1位奪取を狙った戦略の一環として、パッケージのリニューアルに取り組んでいた。
前任者から引き継いだ資料では、消費者イメージ調査の結果から 「あれだけ自然環境に配慮した活動をしているのに伝わっていない」 「若い人たちに自分向けのブランドだと思われていない」 という2点を課題として特定。
環境をアピールし、かわいいパッケージにして若い人たちに振り向いてもらおうと、13年5月に 「天然水の森」 に生息する動物のイラストをデザインしたラベルに。「未来へ森を贈ろう。Gift!」 をキーメッセージにした黄色の首掛け POP も付けた。
2013年5月のリニューアル後の 「天然水の森」 に生息する動物のイラストを入れたラベル (出典: 日経クロストレンド)
「未来へ森を贈ろう。Gift!」 のメッセージを入れた黄色の首掛け POP (出典: 日経クロストレンド)
シェアの低下
リニューアルした直後に、想定とは逆のことが起こりました。ところが発売した途端、社内に激震が走った。シェアが上がるどころか、急激に下がり始めたのだ。
当時指標にしていた一部コンビニでのシェアが約 47% から一気に約 38% と 10% と下落 (数字はサントリー推計) 。「首掛け POP を付けてシェアが落ちるのは前代未聞だった」 (小南氏) 。
調査からわかった消費者の声
サントリー天然水のチームは失敗の要因を分析するために、ミネラルウォーターを買った人への調査を実施しました。何が原因なのか。
チームはまずコンビニで水を購入した買い物客の出口調査を1週間行った。すると、いつも天然水を選ぶ買い物客が 「棚のどこにあるのか分からなかったから、仕方なく他の商品を買った」 という。
失敗の真因は 「顧客不在の売り手都合」 な施策
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今さら聞けない景品表示法
総付景品、オープン懸賞、不当景品…展示会などの販売促進キャンペーンやイベントで景品・ノベルティを扱うとき、知っておきたい法律の基礎知識。
提供する側が気をつけるポイントを、わかりやすくまとめました!ご参考に!展示会・ノベルティなどのお問合せ・お見積りはこちら
※景品表示法のお問合せにはお答えできません。ご了承ください。
Point.1景品表示法とは
景品表示法は、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」と言います。
商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを規制するともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額等を制限することなどにより、消費者の利益を保護しています。
Point.2景品類の定義
一般的に言われている景品とは、粗品・おまけ・賞品等のこと。景品表示法上の「景品類」に該当するものは、
(1) 消費者を誘引する手段として
(2) 取引に付随して提供する
(3) 物品や金銭などの経済上の利益
をいいます。景品表示法に基づく景品規制は、『共同懸賞に関するもの』、『一般懸賞に関するもの』、『総付景品に関するもの』があり、それぞれ提供できる景品類の限度額等が定められています。限度額を過大に超える提供を行った場合には、消費者庁より、提供した事業者に対して、景品類の提供に関する事項を制限または景品類の提供を禁止される場合があるので要注意です。
Point.3総付景品
消費者に対して「懸賞」によらずに提供される景品類は、「総付景品(そうづけけいひん)」「ベタ付け景品」等と呼ばれており、商品・サービスの利用者に対してもれなく提供する粗品・金品等がこれに当たります。商品・サービスの購入申し込み順、又は来店の先着順により提供される金品等も総付景品に該当します。
【例】
・展示会での来場粗品
・一定期間、または特定出荷数のみに付くおまけ。購入時についてくるもの。
ペットボトルの飲み口についている小物やエコバッグなど。
(※開店記念、創業記念等の行事に際して提供する物品・サービスは適用外。)総付景品の限度額
取引価額 景品類の最高額 1,000円未満 200円 1,000円以上 取引価額の10分の2
Point.4一般懸賞
商品・サービスを利用されるお客様に、くじ等の偶然性、特定行為の優劣等によって景品類を提供することを「懸賞」といいます。
共同懸賞以外のものは「一般懸賞」と呼ばれます。(共同懸賞は、Point.5を参照)一般懸賞における景品類の限度額
懸賞による
取引価額景品類の最高額 最高 総額 5,000円未満 取引価額の20倍 懸賞に係る売上
予定総額の2%5,000円以上 10万円
Point.5共同懸賞
共同懸賞とは、商品・サービスの利用者に対し、一定の地域や業界の事業者が共同して景品類を提供することです。
①一定の地域における小売業者・サービス業者の相当多数が共同して行う場合や、
②一の商店街に属する小売業者・サービス業者の相当多数が共同して行う場合、
③一定の地域において一定の種類の事業を行う事業者の相当多数が共同して行う場合がこれに当たります。
【例】
ショッピングモールや商店街の歳末大売出しで、○○円以上お買い上げで、福引き参加券1枚。また、スタンプを集めて応募箱へなど。
共同懸賞における景品類の限度額
景品類の最高額 最高額 総額 取引価額にかかわらず
30万円懸賞に係る売上
予定総額の3%
Point.6オープン懸賞
景品表示法上、商品・サービスの利用者や来店者を対象として金品等を提供する場合は、「取引に付随」して提供するもの、とみなされ、景品規制の適用対象となります。また、新聞・テレビ・雑誌・ウェブサイト等で企画内容を広く告知し、商品・サービスの購入や来店を条件とせず、申し込むことができ、抽選で金品等が提供される企画には、景品規制は適用されません。このような企画は「オープン懸賞」と呼ばれています。
オープン懸賞で提供できる金品等の最高額は、従来1000万円とされていましたが、平成18年4月に規制が撤廃され、現在では提供できる金品等に具体的な上限度額がなくなりました。
【例】
○新聞やテレビ、インターネットなどで簡単なクイズに応えて、だれでも応募できる。
○正解者のなかから抽選で数名に、電気製品や自動車、海外旅行などが当たる。
終わりに
景品表示法における景品規制を簡単にまとめてみました。いかがでしたでしょうか。
景品表示法の内容すべてをご紹介できたわけではございません。
景品表示法は、消費者の利益保護を図るため、過大な景品類を禁止しています。
『選定した商品が景品類の限度額を超えた!』なんてことがないように注意しましょう!