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【ムラムラが止まらない】精力剤と媚薬の真実を漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ
媚薬の効果と種類(定義)
媚薬(びやく)とは
媚薬(びやく)と聞くと、一般的に女性のためのフェロモン誘発剤といったイメージが強いですが、実は女性専用という事もなく、男性向けの商品も販売されています。
そもそも媚薬の定義としては、 狭い意味では催淫剤とも呼ばれ、男性の勃起不全の治療に使われるものとされています。
広い意味としては、女性の性欲を亢進させたり、恋愛感情などを起こさせる効果があるとされています。
含有成分によって得られる効果が異なるため、希望や目的に沿った媚薬を選ぶと良いでしょう。媚薬の成分
催淫剤
これは回春薬とも呼ばれ、性的な欲求及び快感を高め、性欲を亢進させるための成分が含まれている薬になります。
男性の性欲の減退に用いられることが多く、勃起をサポートしてくれる効果を持っています。
女性用では「フリバンセリン」が知られていて、これは女性用のバイアグラと言われています。
同じ薬で、男女共通して作用することもあるとされています。
勃起機能改善薬
主に男性のペニスの機能を向上させる効果があります。
・ヨヒンベ
西アフリカが原産と言われているアカネ科の植物である「ヨヒンベ」の樹皮から見つかった成分になります。
現地民の人達は、その樹皮を乾燥させてお茶として服用することや、そのまま口にすることで天然の精力剤として利用されている歴史があります。
また比較的最近になってから処方されるようになったバイアグラなどよりも前から、民間療法などでは取り入れられていました。
交感神経の「α2受容体」を遮断することによって、ペニスに血管の拡張作用が起こるとされ、勃起をサポートしてくれる効果があります。
また神経物質である「セロトニン」に対しての拮抗作用があることから「心因性ED」にも効果が期待出来るとされています。
催淫剤として性欲の亢進作用が期待出来るとしていますが、特段に性欲が増加するといった効果はないと考えられています。
・ストリキニーネ
これはマチン科の樹木である 「マチン」の種子から得られる成分になっています。
ちなみに非常に毒性の強い成分だと言われ、脊髄に対して非常に強い中枢興奮作用があると言われています。
ですので、摂取量によっては全身の筋肉が痙攣したり、後弓反張(身体が弓のように反り返る)などの症状が起こることもあり、死に至るケースもあります。
危険な成分ではありますが、少量で興奮剤などに使用されています。
また短小改善・ペニス増大や性的な機能の向上を目的として、かつてはバイアグラのように使用されていたこともあるようです。
刺激性物質
飲むことで摂取したり、注射によって直接体内に取り入れることで、尿内に残り、尿路から性器を刺激することが出来る物質になります。
大量に摂取してしまうと毒性に変わってしまうものは、刺激性物質に当たります。
媚薬成分ではありませんが分かりやすく説明すると「生のタマネギ」が身近かも知れません。
生で食べ過ぎると胃が荒れるので、これも刺激性物質の1種となります。
性ホルモン剤
男女で異なるホルモンであることが特徴です。
・アンドロゲン
これは「雄性ホルモン」や「男性ホルモン」とも呼ばれることがあります。
男性の思春期時期にはペニスの発達にのみ使われると言われています。
また精子の形成をサポートしたり、性欲を亢進させる作用があるとされています。
・エストロゲン
これは「卵胞ホルモン」や「女性ホルモン」と呼ばれ、ギリシャ語で"Estrus"は「発情」を意味し、接尾語とされる"gen"を組み合わせて作られた言葉です。
エストロゲンがピークになると女性が発情することが由来だとされています。
由来通り、女性の性欲を高める ホルモン製剤になっています。
民間伝承薬
これは「生薬」や「漢方」などに当たるものです。
口伝いにあるいは経験則によって効果や有効成分が認められているものを指します。
・鹿の角
・鹿茸(ろくじょう:鹿の袋角|脱皮した後に新成された角)
・附子(ぶし:トリカブトの一種)
・地黄(アカヤジオウ)
・麋角(ヘラジカの角)
これらの成分は漢方や生薬として使用されることがあります。
鹿の角は「アルギニン」などの必須アミノ酸が多いことから精力を高めるものとして使用されています。
また中国が原産のハーブから抽出した女性用の「花痴」なども有名です。
これらは世界中で使用される色々な天然由来成分が多く含まれ、他にもたくさんの種類があります。
共通して言えるのは、男女の性器への血流改善や成長あるいは興奮などに効果があるという事になります。媚薬のタイプと位置付け
スバッと解説!ライフ博士の媚薬講座
媚薬は3つのタイプに分けることが出来ます。
・クリームタイプ(塗る)
・液体やカプセルタイプ(飲む)
・香水タイプ(嗅ぐ)
これらは、使用するタイプによっても個人差があります。
効果が高いもの順に並べるとクリーム>液体>香水になります。
シチュエーションに合わせて使い分けてみるのも良いかも知れません。
ED治療薬「バイアグラ」の成分
ED治療薬「バイアグラ」の成分
バイアグラ錠、バイアグラODフィルムの成分は以下の通り。
有効成分 添加剤 結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、乳糖水和物、酸化チタン、トリアセチン、青色2号
有効成分 添加剤 クロスポビドン、スクラロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポビドン、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー、マクロゴール400、酸化チタン、三二酸化鉄、lメントール
(参照:ファイザー「バイアグラ添付文書」)
男性勃起不全(ED=Erectile Dysfunction)の治療薬バイアグラには「錠剤」、舌の上に乗せ唾液か水で飲み込むタイプの「ODフィルム」の2つがあるが、いずれも有効成分はシルデナフィル。シルデナフィルクエン酸塩の中に含有されている。
バイアグラに含まれるシルデナフィルは、人間の体内にある勃起を抑制する酵素(5-ホスホジエステラーゼ:PDE-5)の働きを阻害する成分。性的刺激による勃起を補助する薬となっている。
日本で認可されているバイアグラのシルデナフィルの含有量は、25mgと50mgのみ。海外では100mgの製品も認可されているが、国内では未承認。
有効成分以外に錠剤のかさ増しとして賦形剤、錠剤に固めるための結合剤など複数の添加剤が含まれる。錠剤と形状の異なるODフィルムの添加剤の内容は錠剤と違いがあるものの、効果に差が出ることはない。
バイアグラの錠剤の外形は青色のひし形で中は白の粉末、ODフィルムはピンク色のフィルムとなっている。
バイアグラの国内・国外ジェネリック
バイアグラには国内で認可されているジェネリックが多数存在している。
製薬会社 製品名 東和薬品 シルデナフィル OD錠 50mg VI「トーワ」 キッセイ薬品工業
シルデナフィル錠 25mg VI「キッセイ」 シルデナフィル錠 50mg VI「キッセイ」 あすか製薬 シルデナフィル錠 50mg VI「あすか」 富士化学工業 シルデナフィル錠 25mg VI「FCI」 シルデナフィル錠 50mg VI「FCI」 大興製薬
シルデナフィル錠 25mg VI「DK」 シルデナフィル錠 50mg VI「DK」 シオノケミカル
シルデナフィル錠 25mg VI「SN」 シルデナフィル錠 50mg VI「SN」 辰巳化学
シルデナフィル錠 25mg VI「TCK」 シルデナフィル錠 50mg VI「TCK」 武田テバファーマ
シルデナフィル錠 25mg VI「テバ」 シルデナフィル錠 50mg VI「テバ」 先発ED治療薬バイアグラの特許期間は最終的に2014年5月13日に満了。
その後、2014年5月26日に国内初のバイアグラのジェネリックが東和薬品株式会社から発売開始された。それ以来も相次いで製薬会社がバイアグラジェネリックを製造販売している。
ほとんどのバイアグラジェネリックは先発の錠剤と同じく水で飲むタイプとなっているが、いち早く登場した東和薬品のジェネリックは水なしでも服用可能。
バイアグラの先発とジェネリックの安全性や信頼性については同じと言える。先発の特許期間中に効果や安全性が十分に確認されており、同じ有効成分のシルデナフィルが使用されていること、国の承認を受けていることがその理由だ。
個人輸入で購入できる海外製のバイアグラジェネリックで多く出回っているものにカマグラがある。インドのアジャンタ・ファーマ社が製造販売しているジェネリックであるが、日本では未承認。
国内承認済みの医薬品であれば、万が一健康被害が生じた時に治療の一部を救済してくれる医薬品副作用被害救済制度(参照:Pmda 独立行政法人医薬品医療機器総合機構資料)
)が適用される。ただしカマグラは対象外となるため、個人輸入でバイアグラジェネリックを購入するのはおすすめできない。
バイアグラの作用と副作用
PDE5 阻害作用のある勃起不全治療薬のバイアグラの副作用で多い症状は次の通り。
副作用の症状 発言症例率 ほてり 10.19% 高血圧 1.27% 潮紅 1.89% 頭痛 12.74% 昏迷 1.91% (ファイザー社 バイアグラ錠ODフィルム25mg50mgインタービューフォーム・副作用発現頻度(国内データ)(錠承認時) 」)
上記の他にも動悸やめまい、消化不良など様々な副作用があるため、一通り確認しておくと良いだろう。
副作用は薬の効き始めを表す合図にもなっている。バイアグラ服用後30~40分くらいで効果が出始めるが、顔のほてりなどの副作用が出てきたら薬の効果を感じることができるだろう。
副作用は一過性のものであるため、薬の効き目がなくなる服用後4~5時間後には副作用も軽減されるため、過度の心配は無用。バイアグラの服用は1日1回、25mg~50㎎と決められており、用法・容量を守ることが副作用を予防するためにも重要。
バイアグラの主成分であるシルデナフィルには、血管拡張により血流を改善する作用がある。そのため、同じように服用の際には併用禁忌の薬(飲み合わせの悪い薬)に注意が必要。
硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を併用することにより、降圧作用が増強して血圧を過度に下降させ、結果的に重篤な症状に陥ることもある。受診の際には、服用中の医薬品について医師に報告することが重要。
飲酒は緊張を解きほぐす効果があり、バイアグラの効き目を促進させる働きがある。ただし、アルコールを摂取することでバイアグラの効果とあいまって過度な血圧低下が起こり、めまいやふらつきなどの副作用を起こす危険がある。
過度の飲酒は、脳からの神経伝達が悪くなり勃起力自体も低下する。バイアグラの効果がなくなる可能性もあるため、特に酒に弱い人は飲酒を控えるべき。
服用は水でなく他の飲料で飲んでも良いが、グレープフルーツジュースと併用すると薬が効き過ぎたり、代謝が遅れたりすることで予期せぬ副作用が発現するリスクがある。
以下に該当する場合は重大な副作用を起こす危険が高いため、バイアグラの服用を避ける必要がある。
上記の他にも内臓に疾患のある場合は服用に注意が必要となる。初めて使用する場合には医師へ相談することが必要だ。
バイアグラの効き目
バイアグラは、服用後40分~1時間程度で体内に吸収され始め、5時間程度は効果が持続する。顔がほてるなどの症状が現れたら効き目が出てきた合図と言えるだろう。
バイアグラのODフィルムは舌の上に乗せて口の中で溶かすことで唾液のみで服用可能。ただし、水を使用して服用した方が効き目が強く出るとのメーカーのデータもある。
主要成分シルデナフィルの効き目を十分に得るには、性交の1時間前に服用するのがおすすめ。
バイアグラは食事の影響は受けにくいとされているが、空腹時に服用するのが理想的。食後よりも食前に飲むことで最も薬の効き目が現れやすくなるのだ。
どうしても食後に服用したい場合は、脂肪分の多いメニューは控えるべき。バイアグラの有効成分は腸で吸収される。服用前に高脂質の食事をすると腸壁に脂質が張り付き薬の成分が吸収され難くなる。バイアグラが効いてくるまでに余計な時間がかかってしまうのだ。
食事の内容だけでなく量にも注意し、食後の服用であれば2~3時間くらい空ける必要がある。