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新聞やメディアが報じていることは本当に真実なのか?

【不衛生?なでしこ寿司】女性店員とお泊りするサービスがあったなでしこ寿司の炎上騒動について漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ

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信じるか信じないかはあなた次第

 

 

 

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【不衛生?なでしこ寿司】女性店員とお泊りするサービスがあったなでしこ寿司の炎上騒動について漫画にしてみた(マンガで分かる)@アシタノワダイ

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女性の寿司職人だけの「なでしこ寿司」が男社会の業界で奮闘するわけ

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なでしこ寿司、“非常識”女性職人のみの本格寿司店・人気の秘訣…逆境をどう克服?(2013年8月17日)

 

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「なでしこ寿司」マネージャー・店長の千津井由貴氏(撮影=山本宏樹)

 厳しい男性職人の世界として知られる寿司店。そんな世界の中、女性寿司職人たちが本格江戸前寿司を提供する「なでしこ寿司」が、“オタクの聖地”東京・秋葉原にオープンしたのが2010年。出店当初は、男性寿司職人が客として冷やかしに来たり、仕入れに出向いた市場で怒鳴られるなど、さまざまな苦労があったという。そうした苦労を乗り越えた現在では、立地場所のイメージとは裏腹に、本格的な寿司や豊富な小料理をリーズナブルに、そして職人とのコミュニケーションを楽しみながら味わえると、人気を呼んでいる。

 そんななでしこ寿司のマネージャーで店長の千津井由貴氏に、

「なぜ男性職人の寿司の世界で、あえて女性職人のみのお店を始めたのか?」
「開店から今に至るまでのさまざまな苦労」
「なでしこ寿司、人気の秘訣とは?」
「女性ばかりの職場をうまくマネジメントしていくための、苦労と工夫」
「寿司職人という仕事の厳しさと醍醐味」

などについて聞いた。

–なでしこ寿司をオープンされたきっかけはなんですか?

千津井由貴氏(以下、千津井) なでしこ寿司を運営するプロフィティ株式会社は、半導体関連の人材派遣会社です。2008年秋に発生した世界的な金融危機の影響を受け、企業が経営悪化などを理由に派遣社員の契約を一方的に打ち切る、いわゆる「派遣切り」が大きな社会問題となりましたが、同社でも所属する派遣社員の多くが職を失いました。男性への求人はその後1年くらいで回復したものの、女性への求人はなかなか回復せず、逆に厳しさを増したといってもいいほどでした。その背景には、いずれ結婚して辞めるからとか、体力が不安、出産や育児などで続かないというような、女性に対する日本的な考え方があるからだと思います。そこで、そういう風潮を打ち破り、「女性でも頑張ればできる」ということをもっと社会にアピールすることで、女性の雇用機会を増やしたいという思いからオープンしました。

–なぜ、お寿司屋さんだったのですか?

千津井 女性が進出していない職場を見てみると、「男しか務まらない」という常識にとらわれている場合が多いのです。そういう職場にも女性が労働力として踏み込んでいかなければ、将来女性の雇用先がなくなってしまうという危機感を持っていました。そこで、典型的な“男の職場”であるお寿司屋さんの世界に参入することを決意し、10年10月1日、本格的な江戸前寿司を女性が握る日本で初めてのお寿司屋さん、なでしこ寿司を秋葉原にオープンしました。

–秋葉原を出店場所に選んだ理由はなんですか?

千津井 開店した当時、秋葉原は駅周辺の再開発が進むとともに、映画化もされたテレビドラマ『電車男』(フジテレビ系)などの影響から秋葉原発の “萌え”にマスコミなどが注目し始め、さらにアイドルグループ・AKB48がデビューしたことなどから、それまでの電気街からいわゆる“オタクの街”へと変身し、流行の情報発信基地として世界から注目され始めていました。

 そういう世界が注目する街で、女性だけのお寿司屋さんという話題を提供し、とにかく認知度を上げたいと思ったからです。そして、最初は興味本位で来ていただいたお客様でも、一度食べていただければ、普通のお寿司屋さんとまったく変わらないということを理解してもらいたいと思ったわけです。もし新宿とか渋谷にオープンしていたら、ガールズバーの寿司屋版と見られて、それほど注目されなかったと思います。

–開店当時の状況はいかがでしたか?

千津井 秋葉原という土地柄、よく“萌え寿司”と間違われましたね。それで、「どうせ間違われるなら」と、私たちもセーラー服を着て握ったこともあります。すぐにやめましたけれども(笑)。それから、「本当に握れるのか」「裏でロボットが握っているのではないか」というようなことも言われました。なかなか自分たちが本当に握っていて、本格的なお寿司を食べてもらいたいと思っているということを理解してもらえなくて、最初はとても大変でした。

 そんな状況が少し好転したのは、11年7月にサッカー日本女子代表の“なでしこジャパン”がワールドカップで優勝し、日本中がそのニュースに湧き、同じ“なでしこ”つながりということからメディアがたくさん取材に来てくれて、私どもも恩恵にあずかったわけです。その後もいろいろと改革を重ね、自分たちでは順調だと思っていますが、Webサイトでの書き込みなどを見ると、評価は厳しいですね。まだまだ、やることはたくさんありそうです。今後もいろいろと認知度向上のための試行錯誤を繰り返しながら、本格江戸前握り寿司を目指していきます。

–お客様は、どのような方が多いですか?

千津井 やはり圧倒的に男性、それもサラリーマンの方が多いですね。残念ですが、女性はまだまだ少ない。また意外ですが、秋葉原なのに不思議とオタクの方々もそれほど多くはありません。なでしこ寿司に“萌え”を求めて来るのではなくて、メイド喫茶に行く前の腹ごしらえという感じで来ていただけるオタクの方々はいますが……。また、複数で来られるよりも、おひとりで来られるお客様が多いです。

–なでしこ寿司に、お客様は何を求めているのでしょうか?

 

 

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千津井 「世界中の人に、旬のおいしいお寿司とおもてなしのサービスを提供すること」、これが私たちのミッションです。会話したいというだけであれば、やはり秋葉原ではみんなメイド喫茶に行きます。お寿司を食べたいだけであれば、チェーン店の回転寿司屋さんも含めてたくさんあります。私どものお店に来てくれる人が求めているものは、目の前の女性スタッフがつくったおいしい料理を通して、楽しい会話ができるということだと思います。ですので、お寿司の格好をしていればそれでいいというわけではありません。お客様はコミュニケーションも楽しめるし、旬のものを味わいたいと思って来ていただいていると考えています。

●お客様とのコミュニケーションが大切


–ところで、千津井さんはなでしこ寿司の開店当初からの社員ですが、入店されたきっかけはなんでしょうか?

千津井 美大を卒業してから百貨店に就職したのですが、だんだん仕事がわかってくると、将来自分がたどる道はすでにある程度決まっていて、その決まった道をただ歩いていくだけなのではというように思い始め、このままでいいのかと悩んでいました。そんな時期に転職サイトでなでしこ寿司がオープニングスタッフを募集していることを知ったのです。もともと魚は好きですし、デパ地下の寿司店でアルバイトをしていた時に「女性だから」という理由で絶対握らせてもらえなかった寿司を握れるならと応募しました。

–お寿司の握り方は、どうやって覚えたのですか?

千津井 ベテランの寿司職人に教わりました。その方は男性でした。握ること自体は、たとえばダンスの振りを覚えるのと同じで、毎日繰り返せばそれほど難しいことではありません。それ以上に、カウンターを挟んでお客様とどういう会話をすればいいのか、その内容だけでなく、間合いなどまで含めて覚えるのは大変でした。お客様に楽しく食事をしていただくためには、やはりコミュニケーションが大事です。それから、些細なことですが、お客様がお寿司を口の中で味わっている時には話しかけないとか、左利きの人にはお寿司を左向きに出すとか、そういう気遣いも、とても大切なことです。なでしこ寿司では、そういう寿司職人として最低限備えていなければいけない技術について研修を受け、社内テストに合格しないとカウンターには立てません。

 しかも、お寿司屋さんの仕事は営業時間中だけではなく、朝早くに市場に仕入れに行き、買ってきた魚をさばいて仕込むことや、酢飯(シャリ)をつくることなど、たくさんあります。しかもずっと立ちっぱなしです。そういう一連の仕事を覚え、その上でお客様と会話しながら寿司を握る、このような技術をすべて覚えるには最低でも10年はかかるともいわれており、私もまだまだ勉強中です。

–魚市場には、毎日仕入れに行くのですか?

千津井 基本的に毎日行きます。今は仕入れ担当が分担してやっていますので私は行きませんが、私が担当していた時には、髪の毛に飾りをつけてピンクの服を着て行ったりすると、何かチャラチャラした感じで見られて、「邪魔だよ」とかよく怒鳴られました。女性の仕入れは珍しかったからでしょうね。でも、慣れてくれば、まったく問題ないですよ。

–寿司職人になる前となった後で、以前抱いていた寿司職人という仕事のイメージとギャップのようなものを感じましたか?

千津井 会社勤めをしていた時には、すでに決められたやり方や仕組みに従って物事を進めればいいわけですが、お寿司屋さんには「ここでは、こうやればいい」という決まったやり方や仕組みがないことですね。だから、お客様お一人お一人が楽しく食事できるように、臨機応変に対応しなければなりません。教わったことの応用が利かなければダメですね。

●男性寿司職人が、客として冷やかしに来たことも…


–今までの仕事の経験の中で、印象に残っていることは何ですか?

千津井 「女が握った寿司は食べない」という考え方を持った同業の寿司職人が、冷やかしに来ることがあります。そういう方は、腕を組んで私たちの様子を見ているわけですよ。そして、握りは食べず、頼むのはつまみだけ。そのような方が何回か“視察”に来られた後で、「マグロを握ってください」と注文してくれた時には涙が出そうになりました。

–悔いが残るような大きな失敗はありますか?

千津井 マネジャーという立場ではあったものの、まだ経験が浅かった時期に、大きな失敗を犯してしまいました。ある方に接待で使っていただいた時に、お客様を下座に通してしまいました。まだ接待の決まり事などについては何も知りませんでしたし、それにカウンターの上座・下座さえも知りませんでした。さらに、そのお客様が薬を飲む時に、常温のお水を出すべきところを、氷水を出してしまいました。その時には、お客様にめちゃくちゃ怒られ、部下たちも見ている前で土下座してお詫びしました。今でも悔しいです。

–寿司職人にとって最も必要なスキル、ノウハウは何ですか?

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千津井 どの仕事も同じだと思いますが、気力とモチベーションだと思います。人は寒くなると判断力が低下するといわれていますが、寿司店は寒いし立ちっぱなしなので、そういう中で的確な判断をするために、常に気力とモチベーションを高めておかなければなりません。そうしなければ、自分の最高のパフォーマンスを出すことはできませんから。

–寿司職人としての醍醐味は何ですか?

千津井 寿司屋では、寿司職人とお客様がカウンター越しに1対1で話をしながら食事を組み立てていくわけですね。ですので、お客様一人ひとりで握る寿司のネタや順番が違うこともあるわけですよ。こちらが順番を考えていても、お客様から旬の魚やその日のお薦めを聞かれ、それによってネタの構成を変えなければいけない時もあります。そういうお客様とのやりとりがうまくいって、そのお客様が常連になってくれた時は醍醐味を感じますね。

–スタッフに寿司店で働いた経験のある方はいるのですか?

千津井 握っていた人はいません。どちらかというと飲食業界で働いていた人が多いですね。最近は東京すしアカデミーというお寿司の専門学校を卒業した女性を採用しています。

 寿司職人の重要な仕事の7割~8割は、お客様とのコミュニケーションです。私は、女性のほうが男性よりもコミュニケーション能力という面では優れていると思っています。だから、寿司職人は女性でもできる仕事だと思っているのですが、現実には女性の寿司職人は本当に少ない。それは、これまでは寿司職人になろうと思っても機会が与えられなかっただけです。

 ある種の不文律のようなもので、特に何か決まったものがあるわけではないのに、いつの間にかそうなっていて、誰もそれに疑いを持たない。「女性は体温が高いので生ものを握るにはふさわしくない」というようなことを言う人もいますが、まったくナンセンスですね。最初は何もできなくても、やる気さえあればできるようになる、これはどの職業でも言えることだと思いますよ。

●寿司店の概念を変える


–女性が握るという点のほかに、なでしこ寿司ならではのサービスや特徴はありますか?

千津井 お客様同士のコミュニケーションも円滑にして、なでしこ寿司を基点として人と人を結びつけるのも私たちの大事な仕事の一つだと思っています。だから、人と人が結びつくようなイベントをたくさん企画しています。最近は、お客様と一緒に神田祭や天の川を見に出かけ、その後にお店で寿司セットを出すとか、お客様と寿司職人とが握り対決をするというようなイベントを開催しました。お客様の話を聞くと、結構仕事に一生懸命な独身男性のお客様が多いので、こういうイベントは喜んでもらえますね。それに、私たちとしても楽しいです。

–お寿司屋さんの概念を、まったく変えてしまうようなイベントですね。

千津井 変えすぎて、叩かれて、痛い思いをしたこともあります。それから、寿司カレー、サーモンユッケ、マグロサラミのような、なでしこ寿司ならではのメニューも開発しています。ほかにも、土日だけですが、手づくりのケーキやお菓子もメニューに載せます。自分たちでメニューをあれこれ考えるのも楽しみの一つです。

–職場のチームワークやコミュニケーションを良くするために、独自に取り組んでいることはありますか?

千津井 誕生日にケーキをプレゼントするとか、いろいろな機会にスタッフへの差し入れをするようにしています。女性は男性以上に現実的なところがありますからね。それから、適材適所の人材活用を常に意識しています。男性だけの会社は男性のリーダーの下にまとまり、個を犠牲にしても全体を考えますが、女性の職場では、個々人の売り上げの集合体として全体の売り上げがあるというように考えます。つまり、個々に成果を上げようとするわけですよ。女性だけの職場をまとめていくには、そこがすごく難しいですね。だから、それぞれの特性を生かした配置をしてまとめていかないと、バラバラになってしまいます。個々人の適性を見いだし最適配置することは、店長である私の大事な役割でもあるのです。

–最後に、千津井さんご自身の夢を聞かせてください。

千津井 回転寿司もほんの少し前まではいろいろ言われていましたけれども、今ではしっかりと市民権を得ています。寿司屋というのはお寿司のお皿が回転するものだと思っている小さい子どもも少なくありません。逆に言えば、カウンターに座って寿司職人と会話を楽しみながら食べるというお寿司屋さんを知らない若い方が増えていると思います。しかも、お寿司屋さんでの接待も昔は一般的でしたが、今の時代は減ってきていますね。

 なでしこ寿司が注目を浴びて、若い人がどんどんお寿司屋さんに来るようになり、カウンターで寿司職人と会話しながらお寿司を食べるという、そういう日本の文化を取り戻せればいいなと思います。なので、最初はあまり期待せずに気軽に来ていただいて、お店の雰囲気を味わっていただきたいと思います。そして、お寿司を味わいながら、寿司職人との会話を楽しんでください。

–ありがとうございました。
(文=編集部)

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「なでしこ寿司」休眠ツイッターに画像無断転載の指摘→アカウント削除 店長謝罪「前の運営会社が管理」「放置していた責任はある」

  • 東京・秋葉原にある女性職人専門の「なでしこ寿司」
東京・秋葉原にある女性職人専門の「なでしこ寿司」

露出ぶりに賛否が出るなど、注目されたのがきっかけか

   「お酒のおつまみに最高ですよぉ~」。2015年まで更新されていた旧ツイッター「なでし子」では、味噌などで和えたアジのたたき「なめろう」の画像を同年2月27日に載せて、こう紹介した。画像には、右下に「なでしこ寿司」のロゴまで入っていた。

   ところが、2019年11月6日ごろから、サッポロビールのサイトにある画像と同じものだとの指摘がツイッター上で出るなど、無断転載の疑いがあるケースの指摘が相次いだ。浴衣姿の職人が握る寿司が内外メディアに取り上げられ、その露出ぶりに賛否が出るなど注目されたのがきっかけらしい。

   節分に合わせて寿司店が販売した「なでしこ恵方巻き」のツイッター画像は、寿司用素材を紹介した永谷園のサイトにあるものと同じだと比較された。食品メーカーのほか、飲食店のブログなどの画像と同じものも次々に見つかっている。

   寿司などの画像については、もし転載なら客を裏切るものではないかとの疑問の声が上がった。また、千葉・館山産として、別の寿司店のブログ画像と同じものもツイッターにあったため、産地を偽ることになるのではとの意見も出ていた。

   旧ツイッターはネットで炎上状態になり、7日ごろにアカウントが削除された。

   食品メーカーなどでは、もしオリジナル画像だとしたら、寿司店側に画像の転載を許可していたのだろうか。

サッポロビール「使用を許可したものではない」

   なめろうの画像について、サッポロホールディングスの広報室は11月8日、業務委託先で撮影したオリジナル画像だとして、「寿司店に使用を許可したものではありません」とJ-CASTニュースの取材に答えた。ただ、旧ツイッターが削除されていることから、寿司店への抗議などは考えていないとしている。

   また、永谷園の広報室は8日、自社で撮影した画像だとしたが、寿司店から使用許可の依頼があったかの事実関係は確認中だと取材に明かした。

   なでしこ寿司の千津井由貴店長は8日、旧ツイッターは、前の運営会社が管理しており、自らは関わっていないと取材に説明した。千津井店長は、このときは社員として店で寿司を握っていたが、「業務をこなすのに手いっぱいで、画像のことはまったく気が付きませんでした」という。

   2015年に運営会社が変わった後は、食品メーカーなどの許可を得ずに画像を店のツイッターなどに転載したことはないとしている。

   ただ、千津井店長は、「前の運営会社によるアカウントを放置していた責任はあります。申し訳ないことをしてしまった」と謝罪した。前の運営会社からは、旧ツイッターを削除する連絡はあったというが、無断転載の有無や削除の理由については、まだ確認が取れていないとした。今回の状況について、早ければ8日中にも寿司店サイト上で説明したいとしている。

   前の運営会社に取材しようとしたが、留守電になっており、8日中には話が聞けなかった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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炎上のなでしこ寿司店長、謝罪と誤解への反論…「女性職人が稼げる社会をつくりたい」(2019年11月9日)

【完了】炎上のなでしこ寿司店長、謝罪と誤解の反論…「女性職人が稼げる社会をつくりたい」の画像1千津井由貴さん

 厳しい男性職人の世界として知られる寿司店。そんな世界の中、女性寿司職人たちが色鮮やかな和装と、独自の飾りつけで江戸前寿司を提供して注目を集めていた「なでしこ寿司」(東京・秋葉原)が、このほどTwitter上で炎上した。炎上の渦中にある同店店長の千津井由貴さんに今後の方針などについてインタビューした。

炎上の経緯と現状


 職人とお客のコミュニケーションに重きを置いてきた同店は、「職人と従業員の全員が女性の寿司専門店」を目指して2010年9月にオープン。これまでも「板場に立つには10年必要。小娘が!」「カウンターは伝統の技を披露する職人の舞台」「女は体温が高いし、生理もあるから握るな」などといった批判にさらされながら、独自のスタイルを築き上げ、国際的な著名人が訪れたり、海外のマスコミに取り上げ られたりする人気店になった。

 炎上の発端は、ハフィントンポストに25日付で掲載された『「生理が味覚に影響」「化粧がつく」……。差別や偏見を乗り越え、ある女性が寿司職人を続ける理由』と題した記事と関連動画が公開されたことだった。

 ネット上では、過去のメディア掲載記事や画像を探し出し「着物の袖がまな板についている」「指にばんそうこうをつけたまま寿司を握っていた」などと衛生面を指摘する声や、同店の宣伝ツイートに「永谷園や他の寿司店の寿司画像が盗用されている」といった批判が次々となされ騒動は拡大した。

 8日、同店を取材で訪れた際も固定電話はひっきりなしに鳴り続けていた。店が使用しているインターネット予約サイトでは偽の大人数予約がされたり、千津井さんあてに卑猥な内容のメールが送り続けられたりしていた。

【千津井さんのインタビュー】

――今回の炎上に関してご見解をお聞かせください

千津井由貴氏(以下、千津井) まず、最初に謝罪させていただきます。「袖がまな板についている」という指摘の件に関しましては、私が見栄えを重視してしまいました。和服の間から肌着(Tシャツ)が見えてしまうため、すこし袖を下げていたこともあり、それに関しまして自分の不注意、認識不足や衛生面での優先事項が欠落していました。常連の方、心配してくださった周りの方にご心配をおかけしてしまったことを深くお詫びを申し上げます。

 7日、千代田区の保健所の方がいらっしゃいました。保健所にも抗議電話が殺到したそうです。袖の件に関して指導を受けました。ほかのネット上での指摘に関して指導はありませんでした。これらに関しては以前、保健所から大丈夫との確認を頂いています。今後はより気を引き締めていこうと思います。

 過去のツイッターなどで画像を無断転載していたことや、「お客様とのお散歩サービス」の2点に関しては、前の会社の運営によるものでした。店は2015年にオーナーと親会社が変わり、新体制になりました。しかし、前の会社からひきずっていた一部の投稿などに関して、私が気付かずに対処していなかったので、このような騒ぎになってしまいました。

まだ発展途上で試行錯誤


――経営体制が15年に刷新され、現在のスタイルになったということでしょうか?

千津井 私は2010年にアルバイトでこの店に入りました。もともとイメージしていたのが、今のような華やかな空間で、華やかなお寿司を女性が盛り上げていくというイメージだったんです。結局、それまでに10年かかってしまいました。当初、秋葉原でお店をやるのはすごく難しくて、試行錯誤しました。メイド服やセーラー服を着たり、Tシャツ姿で握ってみたりしました。いろいろなことをやっていくなかで、たどり着いた答えが今のスタイルです。

 それまでは、イベントに出た際の写真などをチェックし、客観的に見て「これは違う」と思った際は、保健所でOKが出ていたとしても、髪の毛や衣装を調整してきました。今回の炎上はこれから進化する伸びしろのタイミングで起きてしまいました。

 そもそもうちのスタッフさんは介護職とのダブルワークの子や、他の飲食店に勤めている子もいます。それぞれ、プロフェッショナルとして清潔について気を使っています。公衆衛生に関する技術や知識は今、すごく発達しています。その中で、自分たちでピックアップしてうちのお店のコンセプトにふさわしい技術や装いを選んでいます。

 もともと寿司職人の白衣が江戸時代からあったわけではなく、その装いも、これまで発展してきた結果だと思います。白衣でも良いとは思います。ただ、それだけが正しいというわけではないと思うのです。だからといって、従業員に同じスタイルを強制しているわけではありません。化粧もしたくない子はしていません。する自由、着る自由の範囲の中でお店をやっています。

ストーカー被害時の中傷投稿が再燃


――2018年にも来店客の男性が千津井さんをストーカーする事件がありました。その当時の投稿が再度発掘されて、風評被害が蔓延していますね。

千津井 前のオーナーの営業方針で、イベント的なことやメイド喫茶のようなことをやっていました。そうしたなかで、事件が発生していまいました。当時、インターネット上に書かれた「従業員が客といかがわしいことしている」といった事実無根の中傷投稿は今も消えていません。今回の炎上では、いろんなユーザーさんが、私のコラージュ画像をつくったりして「いいね」をたくさんもらっていました。

 それがまた再発掘され、蒸し返されてしまいました。公的機関の方々にも確認してもらっていますが、私たちは一切、法に触れることはやっていません。しかし、その事件のストーカーのように、嫌がらせをしてくる人はたくさんいます。非常に悲しいです。

――今回の炎上を経て、今後の店の方針を教えてください

千津井 これまでの女性寿司職人の方々は、従順な方が多かったのではないかと思います。私のような言動をする人はいなかったのかもしれません。そもそも、うちのような営業形態のお店もありませんでした。皆さん、見慣れないものに対するアレルギーがあったのではないかと思います。

 今までにないものより、既存のもののほうが「伝統」という裏付けやもっともらしいルールがありますよね。既存のルールを振りかざして、新しく幼いものに対して「正義」をふるうのは簡単だと思います。

 私はインターネット上では良い意見も悪い意見も両方返すスタンスでした。しかし、国内外で女性寿司職人としてスピーチをするようになって、多くの女性からの応援が増えてきたんです。そういう中で私がシンボルとなって、ものを言うのは大事なことだと思ったんです。店に対する誹謗中傷に平身低頭で謝罪させていただいた時期もあったのですが、そういう場合、もっと批判が増えていきました。その結果、私のやり方を「既存のスタイル」に戻そうとする「世直し隊」ができてしまいました。

 いろいろ反論の仕方を考え試行錯誤して、最近はガツンっといったほうが批判や中傷が収まっていたんです。しかし、今回は炎上してしまいました。最初は応援のメッセージが多かったのですが、握りつぶされてしまいました。うちの常連さんはネットであまり反応しません。袖のこととか、何か指摘する際も、こっそり言ってくれますし、正しい裏付けをもった意見をくださるので、ネット上で議論に参加されることはありません。

「女性寿司職人を誰でもなれる職業に」


――今回、取材に応じていただいた理由を教えてください

千津井 謝罪会見のように、「申し訳ございません」とお詫びをし、既存の寿司店のように白衣になってしまったら、これまで応援してくれた人に申し訳ないと思ったからです。きっと、いち寿司職人であればそうしたと思います。でも私は寿司職人であり、経営者です。ビジネスを進めていかなければいけない立場です。炎上で店がつぶれるのは、やっている人の心がつぶれるからなのだと思います。私は、応援してくれた人や、これからの未来のために、改めて気を締めて、悪いところをなおし、前に進めます。

 私は、女性の職人さんにとって目指しやすい社会にしたいです。いろんなメディアで日本の寿司文化は取り上げられています。どれも「厳しい世界」だと強調していますよね。そんな状況で、寿司学校を出た女性はみんな海外に行ってしまいます。日本のルールが厳しすぎることが原因です。いわゆる男性中心のルールで今までやってきて、それでやりやすい部分があったと思います。

 だからまず、女性だけで力をつけて、やりやすいルールを見つけて、女性寿司職人という職業が特別な一部の人ではなく、どんな方でも目指しやすく、ちゃんと稼げる仕事にしたいと思っています。少しずつ、女性寿司職人のリーダーをつくって世界中や日本中に羽ばたいていける店をつくりたいです。

 今後は職人を含めたクリエイターとコラボして、女性寿司職人用の道具や衣装をつくっていきたいと考えています。寿司業界では、これまで衣装も道具も女性用のものは今までありませんでした。おひつや包丁など、お寿司を取り巻く新しい空間をつくって、盛り上げていきたいと思っています。

 伝統的な寿司店のビジネスモデルが良い人は、それで良いと思うんです。でも、すべてを伝統的な型にあてはめないと寿司職人にはなれないのでしょうか。新しいことにチャンレジしてはいけないのでしょうか。今回の件で叩かれているのは幸い私だけです。このお店とスタッフを守るために、私はいくらでも悪女になります。それでも主義、主張はぶれないようにいきたいと思います。

 「日本には限界がある」とクリエイターの仲間たちが言っています。日本はとにかく減点方式です。加点方式がありません。なでしこ寿司は成長過程にあります。まさに発展途上です。これから羽ばたけるかどうかというところです。だから、翼を折らないでほしいです。だから、私は未熟な部分を見直し、改めて成長していきたいです。

(文・構成=編集部)

 

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<新型コロナ>秋葉原「なでしこ寿司」 デザインの力でかわいく対策 和紙のカバーで飛沫防ぐ(2021年1月16日)

「どうぞ」と盆を差し出す、なでしこ寿司店長の千津井さん。わんにかぶせているのが、飛沫対策になる和紙人形「華姫」=千代田区で

「どうぞ」と盆を差し出す、なでしこ寿司店長の千津井さん。わんにかぶせているのが、飛沫対策になる和紙人形「華姫」=千代田区で

デザインの力でコロナ対策をかわいく、楽しく。女性だけの職人が握る秋葉原のすし店「なでしこ寿司(すし)」が人形の形をした和紙製の食器カバーを導入した。料理を飛沫(ひまつ)から守る工夫は、目にも華やか。店長の千津井由貴さん(34)は「コロナを機会に、すし店の風景も変えたい」と意気込む。 (浅田晃弘)
 スカートが広がったドレスをイメージした円すい形の食器カバーは、直径十三センチ。小皿やおわん、湯飲みなどにかぶせ、会話中の飛沫を防ぐ。素材は耐久性のある友禅和紙。内側はアルミが張ってあり、汚れてもしっかり拭き取れる。
 「華姫」と名付けられた食器カバーは、国内外で作品を発表しているフラワーデザイナーの星野久美さん(51)=横浜市青葉区=が開発した。
 星野さんは二〇一七年、ニューヨークで開かれた日本の花文化を紹介するイベントに、和紙や折り紙で彩った花のオブジェを出品。好評だったことから、紙への興味が高まった。京都や越前、伊勢、美濃など全国には、各地に特色ある和紙がある。和紙の可能性を広げる提案は「地方創生」にもつながると思った。
 流行中の観賞用の植物標本「ハーバリウム」に、和紙の日本人形を組み合わせた「着物ドールリウム」を考案。外国人観光客らに売り込もうと意気込んでいたが、コロナ禍が襲った。そんなとき、たまたま知人から千津井さんを紹介された。
 「すしは男が握るもの」という業界の常識に挑み奮闘している千津井さんの姿を見て、花の世界で女性の自立を応援してきた星野さんは「思いを同じくした」と感じた。二人で話をする中、和紙人形を活用し、感染防止対策につなげるアイデアが生まれた。
 隙間ができないよう食器を覆うにはどうすればよいかなど、試行錯誤を繰り返し形状や大きさを決めた。店では一月から「華姫」での料理の提供を始めた。客からは「雰囲気が明るくなった」と喜ばれている。
 千津井さんは、すし飯を入れるおひつ、食材を入れるケースなど、店内で使うあらゆる道具を「華姫」で飾れないかと思案している。「女性すし職人の専門店は作れましたが『女性すし職人専門の道具』は、まだありませんでしたから」。星野さんも「和の空間の中でこそ、和紙人形は映(ば)える」と研究に意欲的だ。
 緊急事態宣言を受け、なでしこ寿司は現在、午後八時までの時間短縮営業中。平日は予約限定。

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女性寿司職人・千鶴井の店 なでしこ寿司公式ホームページ

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女性寿司職人・千津井の店「なでしこ寿司」