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(漫画)今ドバイに移住するとどうなるのか。その末路を漫画にしてみた(マンガで分かる)

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(漫画)今ドバイに移住するとどうなるのか。その末路を漫画にしてみた(マンガで分かる)

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ドバイ首長国の概況とビジネス機会

https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Marketing/world/ae/uaepf_dubai1903.pdf

 

【独自】ドバイで現地警察に拘束された! 仮想通貨で30歳日本人男性が落ちた地獄

経済都市ドバイを擁するアラブ首長国連邦(UAE)には、日本からの移住者も相次いでいるが、その中には落とし穴にはまり込む人も少なくない。ドバイでの仮想通貨ビジネスの成功を夢みた30歳の日本人男性を待ち受けていた少し奇妙で理不尽な運命とは? 前篇に引き続き、本人の証言を紹介しよう。

だんだん雲行きが怪しくなってきた

伊藤聡志さん(30歳)は、もう一つの金儲けの手段として日本人投資家・S氏から通貨の売買で利益を得るFX投資を勧められた。自己資金100万円、S氏からも400万円を借りてスタートすることになった。

しばらく好調が続き、数ヵ月で3千万円ほど儲けることができたため、S氏の勧めで、ドバイにある高級ホテル「ブルガリ」の居住用物件を500万ディルハム(当時のレートで約1億5千万円)の5年分割払いで購入した。

伊藤さんが購入したドバイの高級ホテル「ブルガリ」の居住用物件(本人提供)

しかし、このころから急速に雲行きが怪しくなっていく。当初は安定していたFX投資は一転して調子が悪くなり、損切りが続いた。

仮想通貨ミンドルの方はS氏から「ミンドルを中国企業に数百億円でバイアウト(売却)するという計画がある」と聞かされ、その実現を待っていたが、新型コロナウイルスが拡大し始めたころから「コロナの影響でバイアウトできなくなった」との説明を受けるようになった。

 

「僕は『いつ元本返ってくるの』と問い合わせをしてくるミンドルの出資者にS氏から言われたままの説明を伝えました。『年末までには』などと返答して、結局それも叶わないみたいなやりとりを繰り返していました。周りは『これお前も騙されているぞ』というのですが、ボスに確認すると何らかの理由が返ってくるので僕は信じていました」

伊藤さんが集金した約8千万円のうち約5千万円はS氏が「ポケットマネーから返済する」と言って何とか返済してもらえたが、残り6〜7人の投資家からの出資金約3千万円を返済できずにいた。ブルガリの物件代金も分割払いも自らは払えなくなり、S氏が数回肩代わりしてくれることになった。

【独自】ドバイで現地警察に拘束された! 仮想通貨で30歳日本人男性が落ちた地獄(現代ビジネス編集部) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

 

ドバイ:やり過ぎな街のどこか奇妙な風景

もちろん、ほとんどの外国人滞在者は合法な企業を経営している。なかでもとりわけ変わっているのは、北朝鮮の人々とともに増えた北朝鮮の店である。レストラン「平壌玉流館」では、ウェイトレスがぐつぐつと煮えたぎった石鍋スープを運び、民族舞踊とカラオケの北朝鮮風ディナーショーで客を楽しませる。客のなかには、韓国人の姿も見られる。

 これらすべてを可能にしたのは、ドバイが開かれた都市であり、近隣諸国と友好的な関係を維持し、ほぼ誰でも歓迎するとしているためだ。押し寄せる商人や観光客はビザなしで入国し、人によっては目の虹彩をスキャンするだけで空港の自動ゲートを通過させ、スピード化を図っている。

シティ・ウォーク・ショッピングモールのインタラクティブ・ゲームパーク、ハブゼロでビリヤードを楽しむアラブ首長国連邦の少年たち。(PHOTOGRAPH BY NICK HANNES)
シティ・ウォーク・ショッピングモールのインタラクティブ・ゲームパーク、ハブゼロでビリヤードを楽しむアラブ首長国連邦の少年たち。(PHOTOGRAPH BY NICK HANNES)

 だが、ドバイは警察国家であることも忘れてはならない。いたるところに監視カメラが設置され、刑務所には犯罪者だけでなく、表立って君主制を批判する政治活動家も収監されている。政治に関する話は絶対にしてはならない。

 それでも、社会的自由や宗教的自由は十分にある。保守的なサウジアラビアの首都リヤドと比較すればまるで正反対だ。

 ドバイは、イスラム教の環境と西洋の快楽主義が共存していることでも有名だ。金曜昼の礼拝と同じ時刻、町のレストランではシャンパン飲み放題のブランチに客が詰めかける。夜明け前の祈りの時間を知らせるベルが鳴り響くころ、酔いつぶれたナイトクラブの客がタクシーになだれ込む。ドバイ経済の5分の1は観光客に支えられているが、これに顔をしかめる保守的な近隣諸国も多い。

 信仰についても、ドバイはオープンだ。スンニ派中心のグランドモスクのすぐ近くにはシーア派のモスクがあり、そのすぐ後ろにはヒンドゥー教のシバ神とクリシュナ神を奉る神殿がある。さらにそこから数ブロック先の聖マリア教会には、カトリック教徒がミサに集まってくる。

【ギャラリー】ドバイ:やり過ぎな街のどこか奇妙な風景 写真20点(写真クリックでギャラリーページへ)
【ギャラリー】ドバイ:やり過ぎな街のどこか奇妙な風景 写真20点(写真クリックでギャラリーページへ)
ジュメイラ・ビーチ・レジデンスのビーチは、目の前に白い砂浜が広がり、屋外のショップやレストランが立ち並ぶ。(PHOTOGRAPH BY NICK HANNES)

 しかし、ドバイのようなモデルが持続可能かどうかを疑問視する声もある。

 石油は産出しなくなったが、商業の中心地であるドバイは湯水のように化石燃料を消費する。湾岸諸国の燃料費は安く、道端のバス停でさえエアコンが効いている。プールも人工的に冷やされ、外の気温が43℃でも、ショッピングモールでは2時間50ドルでスキーが楽しめる。

 この点でも、ドバイは行き過ぎてしまったようだ。ドバイとその周辺地域は気候変動の影響をまともに受け、夏の気温は上がり、おそらく今世紀中に湾岸地域には人が住めなくなると言われている。

 ところが、ドバイは警鐘を鳴らすどころか、湾岸諸国初の巨大な石炭火力発電所を建設中で、事態をさらに悪化させようとしている。これが稼働すれば、炭素排出にますます拍車がかかり、ドバイは世界屈指の炭素排出地域になることは間違いない

ドバイ:やり過ぎな街のどこか奇妙な風景 写真20点 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト